山間の隠れ家のような蕎麦屋「そばや 日賀志」
上田盆地の西のはずれ、山間の集落に「そばや 日賀志」はある。上田市内とはいえ周りとは山で隔離された農村にひっそりとあり、「隠れ家」という言葉が似合う。
店は2010年、ちょうど上田坂城バイパスが開通した直後にオープンしたようだ。千曲川沿いを走る旧道があったとはいえ、このバイパスがなければ、隠れ家感はさらに増していただろう。
席数が少ないようだったのでピークを避けて13:00過ぎに訪店。
看板はすぐ見えたが、入り口がぱっとは見えず、もしかして臨時休み?と思ったが、入り口は裏にあった。
駐車場からは千曲川を望む景色が眺望できる。
こちらが入り口。
ちょうど客入りが捌けたタイミングだったのか、一人で入ったが広い小上がりに案内された。座席数からもっと小さい店を想像していたが、倍入れてもいいくらい店内は広々としている。
蕎麦は二八と十割が選べる。オススメを聞いたところお好みしだいですが、という断りはあったが十割でもサラッとしているということなので十割の天ぷらせいろ(1330円)を注文。
蕎麦は細く色も薄め。店の雰囲気とも相まって、上品な感じがただようが、蕎麦も天ぷらも量が少ないわけではない。
小麦入のようなコシがあるわけではないが、瑞々しくツルッとしている。
天ぷらは海老と野菜の天ぷらで、野菜はしそ・芋・豆、かぼちゃ、きのこ。どれもカラッと揚がっていて海老は身がしっかりしていて甘い。
店内が広い分、女将さんの移動距離が長くてせわしなく動きまわってるのが気になってしまったが、会計の時には旦那さんも厨房から出てきてあいさつをするなど、客対応に心がこもっているのが伝わってくる。
ネットで見る限り週末はかなり混雑しそうだが、出来れば平日時間をずらして、雰囲気も含めてゆっくりと楽しみたい店だ。
※来年からは火・水と定休日になる模様。